現役ライン工ブログ。今日も安全ヨシッ!

現役の工場勤務(正社員ライン工)によるブログです。10年間ライン工として働いた経験をもとに仕事のこと趣味のことなど書いていきます。

【資格】工場勤務でフォークリフト免許がお勧めな理由

工場勤務でお勧めな資格の一つにフォークリフト免許があります。その名の通りフォークリフトに乗ることができる資格ですが正式名称はフォークリフト運転技能講習修了証」といい、免許ではなく終了証が交付されます。

 ですが文字が長くて大変なので「フォークリフト免許」として今回はお話していきます。

 

工場勤務でフォークリフト免許がおすすめな理由はずばり

・工場でフォークリフトはよく使うので資格を使う機会が多い

・仕事の幅が広がる

・18歳以上なら誰でも受講でき高い合格率

です。

ライン工としてこれから工場で働きたい、今働いてる人にとって持ってて損のない資格!それがフォークリフト免許です。

今回はお勧めのフォークリフト免許を取得するメリットから取得方法までお話していきますのでぜひ最後まで読んでください。

【目次】

工場勤務でフォークリフト免許がお勧め

フォークリフト

フォークリフト免許の種類

実はフォークリフト免許には2種類あるんです。一つが「フォークリフト運転技能講習」もう一つが「フォークリフト運転特別教育」です。それぞれの特徴については

運転技能講習1t以上のフォークリフトを操れる。各都道府県の労働局長が登録した教習機関で受験可能。終了試験有り

 

特別教育1t未満のフォークリフトを操れる。各都道府県の労働局長が登録した教習機関や事業所内で受験可能。終了試験無し

 

このように1t以上なのか、どこで受講できるのか、試験あるのかなど違いがあります。特別教育は終了試験が無いので講習を終えたらすぐフォークリフトに乗れるのがいいですね。

工場勤務はなぜフォークリフト免許が必要か?

私が考えるフォークリフト資格のメリットは

・フォークリフトを使わない仕事からフォークリフトを使う仕事へシフトするチャンスができる。(職場の配置変え、転職)

・仕事の幅が広がり周りから頼りにされる。

・資格手当がでるところもある。

 

別の仕事をしたいと思ってもフォークリフト資格が無ければ当然これからもフォークリフトを使った仕事をすることができません。工場敷地内で最大荷重1t未満の場合は事業者が行う「特別教育」を受けることで乗ることができますが、1t未満のフォークリフトは小型のリーチフォークなど数が少ない為、それだけでは不十分なことがあります。

資格取得することでフォークリフトを使う仕事をすることができ、転職する場合にもフォークリフトの仕事を視野に入れることができます。

(フォークリフトを使う仕事へ変わることで待遇がよくなるかは別問題です)

 

また、フォークリフトに乗れることで仕事のできる幅が広がります。

例:製造ラインでの組み立て作業→製造ラインでの荷物移動&組み立て作業

出来る事が多ければ周りから頼りにされ、人事評価も良くなるかもしれません。

 

会社によってはフォークリフト資格に対し資格手当がでることもあります。

 

以上のように「フォークリフト資格」取得にはメリットがあります。工場では材料の搬入や製品の搬出、荷物の移動で使うので活かす機会が多いです。資格の更新(書換)の必要が無いので、一度取得してしまえば一生ものの資格となるので持ってて損の無い資格といえます。

 

【運転技能講習】フォークリフト免許の取得方法

受験資格

18歳以上であれば誰でも受けることが出来ます。

どこで受ける?

各都道府県の労働局長が登録した教習機関で受験可能です。ここで言う教習機関とは教習所や重機メーカーなどです。

技能講習内容

【学科】 
①走行に関する装置の構造・取扱い方法に関する知識(4時間)
②荷役に関する装置の構造・取扱い方法に関する知識(4時間)
③運転に必要な力学に関する知識(2時間)
④関係法令(1時間)
【実技】 
⑤走行の操作(20時間)
⑥荷役の操作(4時間)

合計35時間が基本の講習時間となりますが保持免許や実務経験の有無などにより時間は異なります。

フォークリフト講習免除

講習免除一覧

一覧にあるように、保持免許・実務経験の状況に応じて4つのコースに分かれます。コース毎のおおよその最短受験日数は、35時間コース(5日)・31時間コース(4日)・15時間コース(3日)・11時間コース(2日)となります。

※教習所によっては取り扱っていないコースもあるので受講する教習所へお問い合わせください。

 

フォークリフト免許取得に掛かる費用

資格取得に掛かる費用には「受講費用」「テキスト代」「土日割増」「保険」「補講」などがあります。 

【受講費用】

受講費用は1万円~5万円となります。費用に差があるのは受講コース(35時間とか11時間等)による違いで受講時間が長くなると費用も高くなります。また教習所によってもコース費用が違ってきます。

受講費用目安

11時間コース:1.0万円~2.1万円

15時間コース:2.2万円~2.9万円

31時間コース:2.3万円~4.7万円

35時間コース:4.0万円~5.0万円

参考:Carbyフォークリフトの免許の正式名称・取得方法・取得費用・種類

 

【テキスト代】 

学科講習で必要なテキスト代は1600円前後が一般的で高くても2000円ほどです。

 

【土日割増】

土日に受講する場合、通常より割増になる場合があります。

 

【保険】

講習中、万が一の事故に備える為に2000円ほどの保険料が掛かる場合があります。

 

【補講】

学科・実技試験に受からなかった時に支払う費用です。学科3000円実技5000円ほどです。

 

【証明写真】

申込書と終了証に貼る写真で2枚必要です。教習所での発行代金(1回6枚)は1000円前後ですが自分で持ち込みの場合はスピード撮影機などで700円前後に費用を抑えられます。

 

【その他】

実技講習ではヘルメットが必要になります。無償で貸出、レンタル(日300円)、販売2000円前後などあり、自分で用意できるなら用意しましょう。


いずれも教習機関により費用が違うので受講する教習機関へお問い合わせください。

 

【当日必要な物】

・証明写真×2枚(24mm×30mm)受講申込書に1枚、終了証に1枚使用するため。

・本人確認書類

・運転免許証(持ってる人のみ)

・フォークリフト運転業務従事証明・特別教育修了証(免除を受ける人のみ必要)

・受講費用(当日払いの場合)

・筆記用具

・認印(終了証を受け取る際や記入訂正に使用)

・雨天時は雨具(カッパ等)

・ヘルメット(技能講習で使用、貸出や販売がある教習所もある)

 

何が必要なのか受講する教習所に確認するようにしましょう。

 

【服装】

運動に適した服装、運動靴や安全靴がいいでしょう。実技時には半袖、短パン、サンダル等は受講できない場合があります。

 

【気になる試験合格率】

フォークリフト免許の合格率は95%とも言われ、ほぼ合格することができます。だからといって適当にやって受かるものでもないのでしっかりと受講し確実に取りにいきましょう。

 

工場勤務でフォークリフトがお勧め

フォークリフトで積み込み

まとめ

工場勤務でフォークリフト免許がお勧めな理由は

・工場でフォークリフトはよく使うので資格を使う機会が多い
・仕事の幅が広がり昇給や仕事内容のシフト、転職にも使える
・18歳以上なら誰でも受講できるという敷居の低さと高い合格率

・更新(書換)不要の一度取ったら一生ものの資格

 

 です。ぜひあなたもフォークリフト免許を取って工場内を駆け回ろう!安全第一で!

 

他にもお勧めな資格があります↓

 

www.satorine.work