現役ライン工の一日
これからライン工になろうと考えてる人にとって心配な事の一つに「ライン工の1日の流れ」があると思います。私の1直(交替勤務の昼間)での生活を例にイメージしてみてください。
イメージするにあたって私の生活スタイルと勤める工場の情報をまとめます。
・就業時間(1直):8:00~16:45
・工場到着目標:始業30分前
・仕事内容:製造オペレーター(ライン工)
・通勤時間(自動車):50分
・家族:嫁同居
・睡眠時間:6~8時間
こんな感じです。ではこの情報を元に私の生活の流れを話していきます。
【目次】
- 起床(6:10)
- 出勤準備(6:10~6:40)
- 工場へ向かう(6:40~7:30)
- 始業まで待機(7:30~7:55)
- 始業前準備体操(7:55~8:00)
- 仕事(8:00~16:45)
- 自宅へ帰る(16:45~17:35)
- 夕食(18:00~18:30)
- お風呂(18:30~19:00)
- 自由時間(19:00~23:00)
- 就寝(23:00~)
- まとめ
起床(6:10)
工場までの距離があるので始業2時間前に起きます。起きれない心配があるので更に15分前(5:55)あたりから目覚ましアラームが鳴りだします。家族と同居の場合、家族はまだ寝ているのでアラームを早く消さないと朝から怒られます(笑)
出勤準備(6:10~6:40)
眠い目を擦りながらやっと起きだし出勤準備をはじめます。まずは朝食から、時間の掛からないコーンフレークやパンで軽く済ませます。最近はフルーツグラノーラにハマってます。色々な触感や味が楽しめて朝から元気がでます。
朝食の後にコーヒータイムといきたいところですが、そんな時間はありません。次に洗顔と歯磨きをします。髭剃りは前日の夜に済ませておきます。(私の場合は前日の夜に剃れば朝の時点で髭がでていないのでセーフとしています)
そしてトイレを済ませビジネスカジュアルという地味な私服に着替え準備完了です。
工場へ向かう(6:40~7:30)
自動車で約50分の通勤となります。車で通えることはバスなどに比べて時間の制約がない(何時発とか)ため、メリットといえます。ただし通勤時間が長くていいことは何もないので工場に近ければ近いほどいいでしょう。
始業まで待機(7:30~7:55)
工場駐車場へと到着し工場内へと入ります。私の工場では駐車場から工場内ロッカーまで少し遠い為、歩いて5分前後掛かります。ロッカーで制服へと着替え仕事場近くの休憩所で始業まで過ごします。始業30分前に到着するのは早い気がしますが通勤道路状況によっては平気で10分違ってくることもあるので保険の為に早く着くようにしています。
休憩所には飲み物の自動販売機があるので朝できなかったコーヒータイムをこの時行います。
始業前準備体操(7:55~8:00)
7:55分には工場内放送でオリジナル体操の音楽が流れはじめるのでその時間に合わせて職場毎の朝会場所へ集合します。オリジナル体操は普段やりなれたラジオ体操とは違った動きがあるので最初は抵抗がありますがすぐ慣れます。この体操をシッカリやる職場とそうでない職場がありますが、だらだら体操している職場は仕事の取組みもだらだらしていると感じます。これから始まるライン作業で怪我しない為にシッカリ体操しましょう。
私の工場ではオリジナル体操の第2バージョンまで登場してます(笑)
仕事(8:00~16:45)
体操が終わるとちょうど8:00になります。そのまま朝会が始まり連絡事項や仕事での状況・問題などの情報共有が行われます。朝会はだいたい15分で最後に全員で「今日も安全作業よし!」と掛け声をしそれぞれの作業場へと向かいます。
作業場では3直(交替勤務の夜勤)がいるので個別で何かあれば引継ぎをします。前直とのかぶりの時間は200分ほどで、その間に引き継ぎするもの雑談するもの様々です。
仕事ではまずはじめに日常点検をします。あらかじめ決められた点検項目に沿って異常がないかを見て回ります。
点検が終わるとルーチン作業をしていきます。(ラインへの材料供給、材料運搬、部品の定期交換等)ルーチン作業には確かに必要だなと思う作業からなんだこの作業はと思うようなものまで多くありますが、作業を後回しにしていると手が回らなくなるのでどんどんこなしていきます。
ルーチン作業をしているとラインがトラブルでよく停止します。自動の生産装置ではセンサーで製品を検知する構造が多く使われ、センサーの前に小さなゴミがあるだけでも誤検知し異常判定して装置が止まるのです。そのため、ゴミを取り除くといったトラブル対応をします。このようにちょっとしたトラブルを「ちょこ停」「頻停」などと呼んでます。ちょこ停は一回当たりの停止時間は1分未満ですが積み重なると大きな負担になってくるんですよね。私の工場の場合ではこれまで約10年やってきて、ちょこ停が0だった日は無いです。
このようにルーチン作業をトラブル対応を就業まで続けます。お昼休憩が45分、お昼の前後に小休憩が約10分づつあります。休憩中も装置は動き続けるので全員では休憩せず人を残して2回もしくは3回に分けて休憩をとっていきます。
16:30頃になると次の2直(交替勤務の夕勤)が来るので引継ぎを済ませ就業の16:45分まで過ごします。私の工場の場合はよほどのことがなければ残業が無く時間通りに帰れます。
自宅へ帰る(16:45~17:35)
自動車で自宅へと帰ります。18時頃になると帰宅の車も多く朝の通勤よりも時間がかかることがあります。仕事終わりで疲れながらの運転なので注意しながらゆっくり帰ります。
夕食(18:00~18:30)
自宅到着から夕食の18時までは洗濯したりテレビみたり適当に過ごします。また、この時にお風呂のスイッチを入れて温めておきます。18時からは家族と一緒にご飯を食べますがこの時間は家族合わせなので19時のこともあれば20時のこともあります。
お風呂(18:30~19:00)
一日の疲れをとるお風呂タイム。湯舟に浸かりながら鼻歌を歌ってるときは幸せな瞬間です。
自由時間(19:00~23:00)
ここからは自由な時間です。私は趣味のゲームをしたりテレビをみて過ごしています。ブログを始めてからはブログばかりやっています。(記事を書くのが遅いので)
自由な時間が4時間もあるのは嬉しいですね。
就寝(23:00~)
明日に備えて23時に寝ます。すぐに眠りにつけば7時間の睡眠が確保できます。作業に集中しすぎてどんなに遅くなったとしても24時までには寝るようにしています。
まとめ
以上が私の1直時の生活です。工場に近い人はもう少し朝もゆっくりできますし、自由時間も増えますので工場に近ければ近いほどいいですね。
仕事も残業がほとんどないので生活のリズムを作りやすく自由時間も4時間あるので生活と仕事のバランスが取れます。このようなことをワークライフバランスと言うそうです。
ワーク・ライフ・バランス(英: work–life balance)とは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す[1]。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
残業が無いので給料は低いですが、自由な時間はあります。当たり前ですが残業のある会社では自由な時間が少ないが、給料は高いです。(私の個人的な考えです)
もちろん両方の良いとこどり(自由な時間が多く、給料高い)がベストですがなかなかありませんよね。なので今の働き方が私には合っていると感じています。
今回の記事で少しでも工場で働くイメージができたなら幸いです。
今日の一言
「12時間勤務者は尊敬する」
交替勤務で2交替などでよくある12時間勤務ですが、今の私の生活に当てはめると自由な時間が全く無くなります。12時間勤務(4勤3休)経験者が同僚に居て話を聞いてみるとすぐ「慣れる」ようです。日々の生活は帰って寝るだけのようですが、連続勤務が少なく毎回3連休なので、8時間勤務(5勤2休)より好きだとも話していました。やはり働き方の合う合わないは人によるのかもしれませんね。
【資格】工場勤務でフォークリフト免許がお勧めな理由
工場勤務でお勧めな資格の一つにフォークリフト免許があります。その名の通りフォークリフトに乗ることができる資格ですが正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」といい、免許ではなく終了証が交付されます。
ですが文字が長くて大変なので「フォークリフト免許」として今回はお話していきます。
工場勤務でフォークリフト免許がおすすめな理由はずばり
・工場でフォークリフトはよく使うので資格を使う機会が多い
・仕事の幅が広がる
・18歳以上なら誰でも受講でき高い合格率
です。
ライン工としてこれから工場で働きたい、今働いてる人にとって持ってて損のない資格!それがフォークリフト免許です。
今回はお勧めのフォークリフト免許を取得するメリットから取得方法までお話していきますのでぜひ最後まで読んでください。
【目次】
フォークリフト免許の種類
実はフォークリフト免許には2種類あるんです。一つが「フォークリフト運転技能講習」もう一つが「フォークリフト運転特別教育」です。それぞれの特徴については
・運転技能講習:1t以上のフォークリフトを操れる。各都道府県の労働局長が登録した教習機関で受験可能。終了試験有り。
・特別教育:1t未満のフォークリフトを操れる。各都道府県の労働局長が登録した教習機関や事業所内で受験可能。終了試験無し。
このように1t以上なのか、どこで受講できるのか、試験あるのかなど違いがあります。特別教育は終了試験が無いので講習を終えたらすぐフォークリフトに乗れるのがいいですね。
工場勤務はなぜフォークリフト免許が必要か?
私が考えるフォークリフト資格のメリットは
・フォークリフトを使わない仕事からフォークリフトを使う仕事へシフトするチャンスができる。(職場の配置変え、転職)
・仕事の幅が広がり周りから頼りにされる。
・資格手当がでるところもある。
別の仕事をしたいと思ってもフォークリフト資格が無ければ当然これからもフォークリフトを使った仕事をすることができません。工場敷地内で最大荷重1t未満の場合は事業者が行う「特別教育」を受けることで乗ることができますが、1t未満のフォークリフトは小型のリーチフォークなど数が少ない為、それだけでは不十分なことがあります。
資格取得することでフォークリフトを使う仕事をすることができ、転職する場合にもフォークリフトの仕事を視野に入れることができます。
(フォークリフトを使う仕事へ変わることで待遇がよくなるかは別問題です)
また、フォークリフトに乗れることで仕事のできる幅が広がります。
例:製造ラインでの組み立て作業→製造ラインでの荷物移動&組み立て作業
出来る事が多ければ周りから頼りにされ、人事評価も良くなるかもしれません。
会社によってはフォークリフト資格に対し資格手当がでることもあります。
以上のように「フォークリフト資格」取得にはメリットがあります。工場では材料の搬入や製品の搬出、荷物の移動で使うので活かす機会が多いです。資格の更新(書換)の必要が無いので、一度取得してしまえば一生ものの資格となるので持ってて損の無い資格といえます。
【運転技能講習】フォークリフト免許の取得方法
受験資格
18歳以上であれば誰でも受けることが出来ます。
どこで受ける?
各都道府県の労働局長が登録した教習機関で受験可能です。ここで言う教習機関とは教習所や重機メーカーなどです。
技能講習内容
【学科】
①走行に関する装置の構造・取扱い方法に関する知識(4時間)
②荷役に関する装置の構造・取扱い方法に関する知識(4時間)
③運転に必要な力学に関する知識(2時間)
④関係法令(1時間)
【実技】
⑤走行の操作(20時間)
⑥荷役の操作(4時間)
合計35時間が基本の講習時間となりますが保持免許や実務経験の有無などにより時間は異なります。
一覧にあるように、保持免許・実務経験の状況に応じて4つのコースに分かれます。コース毎のおおよその最短受験日数は、35時間コース(5日)・31時間コース(4日)・15時間コース(3日)・11時間コース(2日)となります。
※教習所によっては取り扱っていないコースもあるので受講する教習所へお問い合わせください。
フォークリフト免許取得に掛かる費用
資格取得に掛かる費用には「受講費用」「テキスト代」「土日割増」「保険」「補講」などがあります。
【受講費用】
受講費用は1万円~5万円となります。費用に差があるのは受講コース(35時間とか11時間等)による違いで受講時間が長くなると費用も高くなります。また教習所によってもコース費用が違ってきます。
受講費用目安
11時間コース:1.0万円~2.1万円
15時間コース:2.2万円~2.9万円
31時間コース:2.3万円~4.7万円
35時間コース:4.0万円~5.0万円
参考:Carbyフォークリフトの免許の正式名称・取得方法・取得費用・種類
【テキスト代】
学科講習で必要なテキスト代は1600円前後が一般的で高くても2000円ほどです。
【土日割増】
土日に受講する場合、通常より割増になる場合があります。
【保険】
講習中、万が一の事故に備える為に2000円ほどの保険料が掛かる場合があります。
【補講】
学科・実技試験に受からなかった時に支払う費用です。学科3000円、実技5000円ほどです。
【証明写真】
申込書と終了証に貼る写真で2枚必要です。教習所での発行代金(1回6枚)は1000円前後ですが自分で持ち込みの場合はスピード撮影機などで700円前後に費用を抑えられます。
【その他】
実技講習ではヘルメットが必要になります。無償で貸出、レンタル(日300円)、販売2000円前後などあり、自分で用意できるなら用意しましょう。
いずれも教習機関により費用が違うので受講する教習機関へお問い合わせください。
【当日必要な物】
・証明写真×2枚(24mm×30mm)受講申込書に1枚、終了証に1枚使用するため。
・本人確認書類
・運転免許証(持ってる人のみ)
・フォークリフト運転業務従事証明・特別教育修了証(免除を受ける人のみ必要)
・受講費用(当日払いの場合)
・筆記用具
・認印(終了証を受け取る際や記入訂正に使用)
・雨天時は雨具(カッパ等)
・ヘルメット(技能講習で使用、貸出や販売がある教習所もある)
何が必要なのか受講する教習所に確認するようにしましょう。
【服装】
運動に適した服装、運動靴や安全靴がいいでしょう。実技時には半袖、短パン、サンダル等は受講できない場合があります。
【気になる試験合格率】
フォークリフト免許の合格率は95%とも言われ、ほぼ合格することができます。だからといって適当にやって受かるものでもないのでしっかりと受講し確実に取りにいきましょう。
まとめ
工場勤務でフォークリフト免許がお勧めな理由は
・工場でフォークリフトはよく使うので資格を使う機会が多い
・仕事の幅が広がり昇給や仕事内容のシフト、転職にも使える
・18歳以上なら誰でも受講できるという敷居の低さと高い合格率
・更新(書換)不要の一度取ったら一生ものの資格
です。ぜひあなたもフォークリフト免許を取って工場内を駆け回ろう!安全第一で!
他にもお勧めな資格があります↓
【工場勤務】ライン工の給料はどのくらい?
みなさんライン作業頑張ってますか?私は交替勤務夜勤明けにこの記事を書いてます。
どうも、現役ライン工のsatoです。今の工場でかれこれ10年働いてきて、給料が少しづつ上がってはきていますが大満足と思った事はありません。はじめは、この給料じゃ物足りない転職だ!なんて思った時期もありましたが今では「まあ、こんなものか」と考えるようになりました。それは給料が上がって考えが変わったのではなく、自分の仕事内容・スキル・働き方などを冷静に見るようになったからです。
【目次】
現役ライン工(10年)の給料は?
お恥ずかしながら私のデータをざっくり公開しましょう。
・年齢:30代半ば
・経歴:専門学校卒→警察官(3カ月で退職)→現職
・勤続:10年
・スキル:普通自動車免許、乙4、そろばん6級、書道準初段
・勤務体系:交替勤務4組3交替(5勤2休)
・業務内容:ライン工(製造オペレーター)
・年間休日:120日くらい
・年収:ざっくり450万円
・ざっくり年収内訳:基本給21万+交替手当+通勤費+ボーナス2カ月分×2回+残業代(残業はほとんどない)
いかがでしょうか?これを低いと思うか高いと思うか人それぞれですが私は「高くはないが低すぎもしない」と思っています。何と比べて高い低いと言ってるかは↓を参考にしてます。
年代別の平均年収は20代が346万円、30代が452万円、40代が528万円、50代以上が645万円という結果でした。
引用:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)
私は30代半ばですので30代~40代の間をとって480万円くらいが平均だと考えます。
大学卒ではなく転職組でスキルも無い(しいて言えば乙4くらい)、10年働いて交替勤務で残業はほぼ無し、年間休日もそこそこ多い。私の状況なら「まあこんなもん」じゃないでしょうか。
※あくまでも私個人の考えです、それだけ給料貰ってれば十分だろ・俺より貰ってるのに文句いうな・・・等の苦情は受け付けてません。
ここまでは私個人の給料についてでした、次はライン工の給料が世間的にはどうなのか見ていきましょう。
ライン工の求人を見てみよう
調査対象:2018年4月1日〜2019年3月31日の期間中にマイナビ転職に掲載された求人の「モデル年収例」から平均値を算出
・工場生産・製造(輸送用機器・家電・電子機器系)467万円
・工場生産・製造(食品・化粧品・医薬品系)455万円
・工場生産・製造(アパレル・ファッション・その他製品)442万円
引用:マイナビ転職2019年版 職種別 モデル年収平均ランキング
工場生産・製造系ではモデル年収平均は442万円~467万円というデータになります。モデル年収の平均ですので、年代・手当・家族構成・年収平均の最低・最高ラインに差がありますが参考として見てください。
求人募集をもう少し詳しくみていきます。
工場生産・製造(輸送用機器・家電・電子機器系)
例①愛知県にある電炉鉄鋼メーカー
仕事内容:電気炉で鉄を溶かして出来た半製品から製品を作る製造オペレーター
給料:月給175,140円~249,530円 + 各種手当
初年度年収:350~450万円
例②埼玉県にある自動車製造メーカー
仕事内容:自動車製造に伴う作業(ライン作業有り)
給料: 日給1万300円~※契約社員【月収例】29万9700円(21日勤務、2交替制、残業20H、休日勤務なしの場合)
初年度年収:300万円~
工場生産・製造(食品・化粧品・医薬品系)
例③山梨県にある食品工場
仕事内容:製造工程~梱包工程の製造オペレーター(ライン作業有り)
給料:月給20万円以上※残業見込み(3万6,000円以上、30時間相当分)含む。
初年度年収:350~400万円
例④大阪府にある化粧品工場
仕事内容:原材料の調合から梱包までのライン作業
給料:月給246,282円~324,907円※基本給+固定残業手当(20時間分33,282円~43,907円)含む。
初年度年収:350~500万円
工場生産・製造(アパレル・ファッション・その他製品)
例⑤愛媛県にある製紙メーカー
仕事内容:原料の仕込から紙生産、加工する製造オペレーター
給料:日給月給175,560円 ~ 231,000円 + 諸手当
モデル年収例:
年収380万円 / 30歳 経験5年 /月収:約211,000円 + 諸手当 + 賞与
年収485万円 / 45歳 経験10年 /月収:約271,000円 + 諸手当 + 賞与
以上のように数ある求人から抜き出したものですが年収幅は300~500万円が多く見られました。そしてこれは初年度の年収ですので昇給で年収アップはしていくと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ライン工の給料は初年度年収でおよそ300~500万円
私の給料は10年務めても初年度年収の最高ラインより低いことがわかりました。(泣)
参考として私は初年度年収が350万円ほど、それから10年で450万円なので10年で年収100万円アップ。定年まで約30年、今の昇給ペースでいくと仮定すると30年で300万円アップ。定年間際では年収750万円・・・。これだけ貰えればいいですが現実的ではないですね。
会社の昇給制度にもよりますが、初めの給料が低いとその後も「それなり」の給料となるので、会社選びの際は初めの給料ができるだけ高いところを選ぶのが大切です。
これから働きだす人で求人の年収幅(例:300~500万円)の最高ライン(500万円)の給料を貰いたいのなら仕事に関連する経験やスキルを習得していきましょう。未経験・スキル無しの場合はほぼ最低ライン(300万円)の額を提示されます。
また、経験やスキルがあったとしても交渉しなければ最低ラインの額になることもあります。
よく求人に「経験・スキルに応じて要相談」とありますが採用側としては「良い人材をより安く」欲しいので 相談をもちかけてこない場合があるんです。見込みのある経験・スキルがあるのなら節度をもって交渉してみましょう。
(無茶な交渉は採用担当に悪い印象を与え不採用になりかねないので注意)
以上、読んでいただきありがとうございました。
【資格】工場勤務で危険物取扱者乙4類がお勧めな理由
みなさん資格はもっていますか?私は普通運転免許と危険物取扱者乙種第4類を持っています。あと、そろばん6級と習字が準初段です。
そろばん?・・・・6級・・・
他の資格はいいとして今回は危険物取扱者乙種第4類についてお話していきます。
これは危険物取扱者という資格の中の一つで工場で働くならぜひ持っていたほうがいい資格なんです。漢字が多くて大変ですが頑張って見ていってください。
【目次】
そもそもキケンブツトリアツカイシャって何なのさ?
危険物取扱者とは?
危険物取扱者とは、消防法で定められた「危険物」を取り扱ったり、その取り扱いに立ち会ったりできる資格を持った人の事をいいます。
消防法で定める「危険物」とは、消防法第2条第7項に「別表第一の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するもの」と定義されているものでー。
ちょっとちょっと、何言ってるかわからない・・・
えーと、まず消防法とは火災から国民の命と財産を保護する為の法律です。
その消防法にある消防法別表という下の表のように性質毎に第1類~第6類まで定められた火災の危険性が高い物質が消防法で定める「危険物」なんです。
転載:神奈川県安全防災局 安全防災部消防課
つまり、危険物取扱者とは「消防法で定められた火災の危険性が高い物質を取り扱える・取り扱いに立ち会える資格を持った人」ってことです。
危険物には爆薬、毒物などありますが消防法で定められてるかどうかというのがポイントです。
あと、これ国家資格です。
国家資格!?なんかすごそう。
一般的に国家資格は民間の資格より社会的信用が高いと言われてるので就職の時はドヤ顔でアピールできます。
危険物取扱者の種類
危険物取扱者の資格は「丙種」「乙種」「甲種」と分かれています。資格の種類による違いを説明します。
丙種
第4類の中の特定の危険物のみ取り扱うことができます。立ち会うことはできません。
実務経験を積んでも危険物保安監督者にはなれません。
乙種
免状を取得した類の危険物を取り扱い・立ち会うことができます。
(例:第4類の免状取得→第4類のみ)
6カ月以上の実務経験があれば取得した類の危険物保安監督者になれます。
甲種
全ての類(第1~第6)の危険物を取り扱い・立ち合うことができます。6カ月以上の実務経験があれば危険物保安監督者になれます。
※危険物保安監督者とは危険物の取扱作業の保安に関する監督業務を行う者をいいます。
甲種は全部できるんだ!なら免許とるなら甲種一択だね!
そう思いますよね?でも簡単には取れないんです。まず「甲種」は次のような受験資格が必要なんです。
・大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
・大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
・乙種危険物取扱者免状を有する者
・修士・博士の学位を有する者
それに対して「丙種」「乙種」は受験資格が無く誰でも受験することができるんです。
試験難易度も丙種<乙種<甲種の順に高くなっていて合格率は次のようになっています。
(平成30年度合格率)
・丙種:51.2%
・乙種:44.8%(第1類~第6類計)
・甲種:39.8%
参考:一般財団法人 消防試験研究センター
つまり甲種は受験資格もあり難易度も高く資格取得が他に比べて難しいんですね。
ぐぬぬ、じゃあ簡単そうな丙種をまず取っておこうかな・・・
「丙種」では取り扱える危険物が第4類の一部とはいえガソリン・軽油・灯油といった私たちの生活に馴染みのあるものが指定されているので資格取得は無駄ではないです。
ですが、あなたが工場で働き更にキャリアアップを目指すなら「乙4」取得をお勧めします。
オ・・・オツヨン~?
乙4とは?
「乙種」は上でも説明した通り、危険物第1類~第6類のうち免状を取得した類の危険物を取り扱うことができます。
その中で第4類の免状が、危険物取扱者乙種第4類、略称が「乙4」なんです。
乙4では「引火性液体」の性質を持つ物質を取り扱うことができます。
引火性液体は細かく7つに分類されます。
・特殊引火物・・・ジエチルエーテル、アセトアルデヒドなど
・第1石油類・・・ガソリン、ベンゼンなど
・アルコール類・・・メチルアルコール、エチルアルコールなど
・第2石油類・・・灯油、軽油など
・第3石油類・・・重油、クレオソート油など
・第4石油類・・・ギヤー油、シリンダー油など
・動植物油類・・・ヤシ油、パーム油など
※上記説明した物質は一部であり他にもあります
工場勤務で乙4がお勧めな理由
・第4類で指定されたガソリン、軽油、灯油、アルコール、エタノールといった危険物を使っている工場は多く,「乙4」の需要があります。(アルコールやエタノールは丙種では取り扱えません)
例として
食品工場では原料にアルコール、食品添加物に動植物油類
印刷工場では塗料の溶剤にトルエン、ベンゼン
化粧品工場では保湿材にアルコール、グリセリン
などを使うことがあります。
工場では乙4で扱える危険物が多くて丙種では指定されていないものがあるのか。だから丙種じゃなく乙4推しなんだね。
・上位資格である「甲種」取得の足掛かりとして乙4を取得するのもいいです。
乙種を取得して危険物製造所等で危険物取扱いの実務経験が2年以上、または乙種を4種類以上取得することで大学で専攻していなくても「甲種」を受験することができます。
・乙4があると就職時に優遇されることがあります。また資格があることで給料が上がることもあります。(資格手当)
ちなみに私は乙4があり危険物を仕事で取り扱っていますが資格手当はでませんでした・・・。(会社によります)
まとめ
工場勤務で乙4がお勧めな理由は
・国家資格(丙種、甲種も)
・誰でも受験することがきでる
・第4類の危険物を扱う工場が多いので需要がある
・危険物製造所等で2年以上実務経験を積む、乙種を4種類以上で「甲種」の受験資格を得ることができる
・就職で有利になる、手当がでることがある
です。
持ってて損はない乙4ぜひ取得してみませんか?
【工場の仕事紹介】化粧品工場編
ライン作業には様々なものがあります。
「ライン工として働きたいけどどんな仕事があるんだろう?」
なんて疑問もありますよね。私も気になったので調べてみました。
工場を知る者はライン工を制す!
そんな言葉はどこにもありませんが、知識として知っておくと何かの役にたつかもしれませんね。今回は「化粧品工場」について調べてみました。
【目次】
化粧品工場の仕事内容
化粧品工場では徹底した衛生管理がされています。行程によってエリアが分かれ、ゴミやホコリを落とすエアーシャワーを通り手洗い消毒などを行います。化粧品の中身の製造エリアでは、エリア内専用の作業着に着替えるなど特に厳しいことが多いです。
化粧品工場では何を作るかや工場によって工程に多少違いがありますが大きく分けると
「原材料の検査」「計量」「調合」「充填」「包装・梱包」「検査」となります。
原材料の検査
化粧品には様々な原料が使われており、その原料の品質・安全性確認を行う工程です。原料の中に異物が無いか、微生物が混入してないか機器を使っての検査だけでなく、外観や匂いなどでも検査します。この検査を通った原料のみが製造工程へと送られます。
計量
原材料を決められた量に分けていく作業です。人の手により行われます。計量したデータは管理され、計量で理論上残った量と在庫量の照合を行い間違いないかを1つ1つチェックし誤投入が無いようにしています。
調合
計量された原料を調合するタンクへと入れていきます。タンク内で撹拌され化粧品の中身である「バルク」が作られます。粉状の製品の場合はこの後更にきめ細かくする為に粉砕工程・ふるいに掛ける工程がります。大量生産にも小ロット生産にも対応できるよう何種類ものタンクを設置することがあります。
調合で使用したタンクや設備を洗浄・乾燥する作業もあります。
充填
バルクは専用の充填機で容器に入れられます。容器の準備や機械へのバルクの投入や容器の補充は人の手により行われることがあります。
包装・梱包
充填された製品を人の目でチェックしながら包装されていきます。
「容器の蓋を閉じる」→」「個別の包装する」→「包装された製品を箱に詰める」といった流れでライン作業となりそれぞれ担当が配置されます。大量生産の場合、流れるスピードも速いので集中力が必要です。
工程検査・完成検査
各工程ごとにチェックする工程検査や出荷前品を最終チェックする完成検査など多くの検査をします。機器を使っての検査以外にも実際に検査員の肌に使い確認することもあります。こうして合格したものが出荷されていきます。
以上のような工程で仕事をしていきますがアルバイト・パート・派遣なのか契約社員・正社員なのかで仕事内容も変わってきます。
化粧品工場での仕事(アルバイト・パート・派遣)
仕事内容は原材料の検査から製造工程、完成検査まで幅広く募集していますが、求人募集を見ると「原材料の運搬」「計量のお仕事」「調合と機械の清掃」「検品、シールを張るお仕事」のように担当する工程に配属されます。正社員でない雇用形態では製造現場での仕事がほとんどのようです。
化粧品工場での仕事(契約社員・正社員)
アルバイト・パート・派遣と同じ仕事の他に生産管理、品質管理、アルバイト・パートの管理といった仕事も加わることが多いです。
まとめ
化粧品工場では
・原材料の検査
・計量
・調合
・充填
・包装・梱包
・工程検査・完成検査
と、多くの工程があり、各工程ごとに厳しくチェックします。また、機械では出来ない計量や検査など人の手に頼る作業が多いのも特徴です。
以上、化粧品工場の仕事紹介でした。皆さんの参考になれば幸いです。
【工場の仕事紹介】食品工場編
こんにちは現役ライン工satoと申します。私は事務機器の製造をしてるんですが他の工場ではどんな仕事があるんだろう?と疑問に思ったので調べてみました。
今回は「食品工場編」です。
食品工場といっても沢山種類があるんですよね、沢山あるので調べるのに苦労しました(笑)
食品工場では「食」に関わるので衛生環境に厳しいです。アクセサリー類の着用は禁止はもちろんのこと作業場に入るまでに消毒をしたりエアーシャワーを通ったりするところもあるようです。
そんな食品工場について早速お話していきます。
「自動車工場編」はこちらの記事を参考にしてくださいね。↓
【目次】
パン工場
工程毎に成形工程・加熱工程・包装工程と作業が分かれています。
成形
ベルトコンベアで流れてくる生地をパンの品種に応じて形を成形・具材を載せていきます。手作業で成形する場合もありますが大量生産の場合は機械で行います。パンの品種切り替えでは適切な調整が必要で、形が少し違う場合はその都度調整を行いローラーの幅を変えたり生地を伸ばしたりします。
加熱
パンの発酵状態の確認や、適切に焼く為にオーブンの温度調節をします。日によって生地に差ができるので触った感触やどのくらい膨らんだかなどマニュアルに沿って確認し作業します。
包装
機械によってパンを包装していきます。商品の違いによって包装も違ってくるので機械の切り替え作業もあります。また包装した袋が破けていないか手で触って確認します。
弁当工場
原材料の保管
工場へ入荷された原材料の賞味期限、数量や異物などのチェックを行い、鮮度を保つため適切な温度で保管します。
下ごしらえ
手作業で肉や魚、野菜などを専用の場所で下ごしらえをします。まな板や包丁は、肉・ 魚・野菜それぞれ専用と し、洗浄・消毒したもの を使用します 。
調理
調理方法は煮る、蒸す、焼くなどいろいろありますが、それぞれ加熱温度を測定 し、十分に加熱されたことを確認します。 大きなお鍋や自動で回転するお釜などを使って大量生産する場合と、手作業で作る場合もあります。
炊飯
ベルトコンベアに乗ったたくさんの釜でご飯を炊きます。ご飯を炊く際、お米の種類、気温、湿度にあわせて水の量を変え、異物がないかの確認をマニュアルに沿って行います。
冷却
調理したおかずや炊きあがったご飯を専用の容器に移し替えます。そしてすぐに冷却をし細菌の繁殖を抑えます。
盛り付け
ベルトコンベアを流れてくる冷却されたおかずやご飯の盛り付けてを手作業で行います。担当の盛り付けごとにわかれて作業し、細菌がつかないように専用の手袋を使います。
包装検品
盛り付けが終わったのもに蓋をして、賞味期限や原材料などの情報が書かれた表示シールを貼っていき、その後、目視や金属検出機に通して検品をしたのち出荷されます。
お菓子工場
お菓子の種類により製造工程や作業も様々ですのでポテトチップス工場の例で紹介します。
例:ポテトチップス工場の場合
トリミング
原材料であるジャガイモがベルトコンベアで流れながら専用の機械で皮むき・洗浄された後、ジャガイモの芽を手作業で切る工程です。この工程を経てジャガイモは専用の機械でスライスされていきます。
検品
スライスされ油で揚げられたものを目視やX線検査により焦げがないか、異物がないかのチェックをします。この工程の後、専用に機械で味付けをされます。
包装・梱包
出来上がったポテトチップスが機械により袋へ充填され包装されていきます。包装された製品はベルトコンベアを流れ人の手または機械により箱詰めされます。
冷凍食品工場
冷凍食品工場では食材の調理から冷凍までを行います。。調理、包装・梱包、検品の工程があります。
例:冷凍餃子工場の場合
調理
冷凍された豚肉を専用機械へと投入しミンチにします。キャベツは手作業で外側の葉や芯の除去・洗浄を行ったのち千切り用の機械に投入します。出来た具と調味料をミキサーで混ぜ合わせ、生地のラインと合流し自動で餃子の皮に具が包まれます。
こうして出来た餃子がラインを流れてくるので手作業でトレーへと詰めて次工程の蒸す・冷凍するラインへと送られます。
冷凍された餃子を手作業でトレーから取り出し包装ラインへと送られます。
包装・梱包
規定数量に分けられた餃子が自動で包装され、検品されたものを手作業で箱へと梱包していきます。
検品
包装されたのをもx線検査機や金属検査機を通すといった2重3重のチェックを行い、異物がないかを徹底的に検品します。
食肉工場
肉の切り分け
大きな塊の肉を機械を使って小分けにしていきます。こうして小分けにされた肉がラインを流れ手作業または専用の機械をつかって切り分けていきます。
包装・梱包
切り分けられた肉をパックに詰め箱へと梱包します。
飲料メーカー工場
中身を作り、容器へと中身を詰め、検品、梱包といった工程にわかれます。ほとんどの工程が自動で行われますが原材料の準備や容器、梱包に使う箱の準備は人の手によることがあります。
例:コカ・コーラ工場の場合
中身を作る
飲料の元になる水をタンクから自動で送られ水に含まれる空気を抜きシロップと合わさり冷やされることで中身が出来上がります。
缶へ中身を詰める
フォークリフトで運ばれた大量の缶を自動のラインへ投入します。缶はラインを進み洗浄されたのち中身を詰めていきます。
検品
中身が詰められた缶は自動で日付を印字され検査機を通ることで中身の量をチェックします。
梱包
中身の量をチェックした缶は自動で梱包と重量確認が行われ出荷されます。
※ペットボトルの場合は少し工程が違います。
まとめ
いかがでしたか?食品工場には多くの種類があるので自分にあった工場探しの参考にしてください。
【工場の仕事紹介】自動車工場編
みなさんライン作業頑張ってますか?私は現役ライン工のsatoと申します。現役で10年も働いていても自分の工場のことしかわからないんです。ふと、他の工場ではどんな仕事があるんだろう?と疑問に思ったので調べてみることにしました。
今回は「自動車工場編」です。
自動車工場といっても部品なのか組み立てなのかで仕事も変わってきますのでそれぞれお話していきます。
※直接的なライン作業でないものも含まれますが一緒に仕事内容を紹介していきます。
「食品工場」についてはこちらの記事を参考にしてください。↓
【目次】
自動車部品
鋳造
金属を高温の熱で溶かし金型へ流し込み、金型ごとの形に製品を形成する工程です。人力ではなく専用機械により行われます。高温の熱源があるため現場は暑くなりやすいです。仕事内容は機械操作と製品のバリ取り、出来上がった製品の検査などです。
鍛造
高温に熱した金属を叩いて製品を形成する工程で、こちらも機械により行われます。叩いて鍛えることで強度の強い製品を作っていきます。仕事内容は機械操作、出来上がった製品の検査などです。
機械加工・組み付け
鋳造・鍛造により作られた製品を専用機械で加工・組み付けていく工程です。
仕事内容は加工機械操作、製品の組み付け(ラインでの組み付けの場合もあるようです)、組み付けられた製品の検査などです。
自動車組み立て
プレス
専用の機械が大きな鉄の板を決められたサイズに切断しプレス機へと運ばれます。上下にあるプレス機で高圧をかけ車の部品となるボンネットやドアなど、車一台あたり約400点のボディー部品がこうして作られます。仕事内容は機械操作や部品の運搬、出来上がった部品の検査などです。
溶接
プレスで出来上がった部品を熱や圧力を掛けて溶接していき車体を作る工程です。機械による自動溶接で細かいところまで溶接していきます。仕事内容は機械操作の、部品の運搬、ドアの取り外しなどです。
塗装
塗装にも工程があり、まず専用ロボットで洗浄を行い塗装の妨げとなる汚れや油脂を洗い流します。次に塗料の入ったプールに車を入れ「下塗り」し、人手で鉄板の接合部にシーリング材を塗布、またロボットで表面を整える「中塗り」、美しい色に仕上げる「上塗り」、艶を出す「クリア」の順に塗装していきます。塗料を乾かし塗装面を硬くする焼き付けを行った後、塗装面の検査を行います。仕事内容は機械操作と、人手によるシーリング作業、検査などです。
組み立て
ラインを流れてくる車に内装や車回りの部品を電動ドライバーを使い連結させていきます。重い部品はロボットでのサポートや二人作業となります。車一台あたり約3万点の部品から組み立てられています。仕事内容は機械操作、部品の組み立て作業などです。
検査
きちんと部品がついているか、取り付けられている部品に緩みなどないか、凹みや傷がないかなど、仕上がりを目で見て検査と、走行機能であるメーターの動き、車の振動や音、ブリーキがきくか、雨漏りしないかといった機能の検査をします。
仕事内容は検査です。
まとめ
自動車工場の仕事についてお話ししましたが参考になりましたか?部品工場と組み立て工場が合わさって車が作られていくんですね。