【工場の仕事紹介】自動車工場編
みなさんライン作業頑張ってますか?私は現役ライン工のsatoと申します。現役で10年も働いていても自分の工場のことしかわからないんです。ふと、他の工場ではどんな仕事があるんだろう?と疑問に思ったので調べてみることにしました。
今回は「自動車工場編」です。
自動車工場といっても部品なのか組み立てなのかで仕事も変わってきますのでそれぞれお話していきます。
※直接的なライン作業でないものも含まれますが一緒に仕事内容を紹介していきます。
「食品工場」についてはこちらの記事を参考にしてください。↓
【目次】
自動車部品
鋳造
金属を高温の熱で溶かし金型へ流し込み、金型ごとの形に製品を形成する工程です。人力ではなく専用機械により行われます。高温の熱源があるため現場は暑くなりやすいです。仕事内容は機械操作と製品のバリ取り、出来上がった製品の検査などです。
鍛造
高温に熱した金属を叩いて製品を形成する工程で、こちらも機械により行われます。叩いて鍛えることで強度の強い製品を作っていきます。仕事内容は機械操作、出来上がった製品の検査などです。
機械加工・組み付け
鋳造・鍛造により作られた製品を専用機械で加工・組み付けていく工程です。
仕事内容は加工機械操作、製品の組み付け(ラインでの組み付けの場合もあるようです)、組み付けられた製品の検査などです。
自動車組み立て
プレス
専用の機械が大きな鉄の板を決められたサイズに切断しプレス機へと運ばれます。上下にあるプレス機で高圧をかけ車の部品となるボンネットやドアなど、車一台あたり約400点のボディー部品がこうして作られます。仕事内容は機械操作や部品の運搬、出来上がった部品の検査などです。
溶接
プレスで出来上がった部品を熱や圧力を掛けて溶接していき車体を作る工程です。機械による自動溶接で細かいところまで溶接していきます。仕事内容は機械操作の、部品の運搬、ドアの取り外しなどです。
塗装
塗装にも工程があり、まず専用ロボットで洗浄を行い塗装の妨げとなる汚れや油脂を洗い流します。次に塗料の入ったプールに車を入れ「下塗り」し、人手で鉄板の接合部にシーリング材を塗布、またロボットで表面を整える「中塗り」、美しい色に仕上げる「上塗り」、艶を出す「クリア」の順に塗装していきます。塗料を乾かし塗装面を硬くする焼き付けを行った後、塗装面の検査を行います。仕事内容は機械操作と、人手によるシーリング作業、検査などです。
組み立て
ラインを流れてくる車に内装や車回りの部品を電動ドライバーを使い連結させていきます。重い部品はロボットでのサポートや二人作業となります。車一台あたり約3万点の部品から組み立てられています。仕事内容は機械操作、部品の組み立て作業などです。
検査
きちんと部品がついているか、取り付けられている部品に緩みなどないか、凹みや傷がないかなど、仕上がりを目で見て検査と、走行機能であるメーターの動き、車の振動や音、ブリーキがきくか、雨漏りしないかといった機能の検査をします。
仕事内容は検査です。
まとめ
自動車工場の仕事についてお話ししましたが参考になりましたか?部品工場と組み立て工場が合わさって車が作られていくんですね。