現役ライン工ブログ。今日も安全ヨシッ!

現役の工場勤務(正社員ライン工)によるブログです。10年間ライン工として働いた経験をもとに仕事のこと趣味のことなど書いていきます。

【工場勤務】3組3交替・4組3交替の個人的感想

 

3組3交替・4組3交替の個人的感想

工場イメージ

ライン工をするとほとんどの場合、交代勤務をすることになります。交代勤務は大きく分けると2交替と3交替があります。 

この交替とは1日24時間を2つに分ける(2交替)か3つに分けるか(3交替)の違いとなります。

そして、それぞれに分かれた時間を何組(直・班)で回すかで〇組△交替が決まります。

例えば3組3交替なら、3つのグループで1日8時間づつ働く。

4組3交替なら、4つのグループで1日8時間づつ働き、常にどこかの1グループは休みといった感じです。んー、文字だけだと解りにくいですね。

今回は私が実際に働いた「3組3交替」と「4組3交替」について勤務カレンダーを参考にお話しようと思います。 

【目次】

3組3交替スケジュール

勤務時間は私のところだと次の通りです。

朝8:00~16:00

・夕16:00~24:00

・夜24:00~8:00

(会社によっては時間が前後します。)

 

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 A組だとすると朝からの勤務を5日間、土日休んで夕勤を5日間、土日休んで夜勤といったサイクルです。

 

平日は24時間機械が動きっぱなしですので朝・夕・夜の全ての勤務で廻します。

そして、基本的には土日は機械も停めるんですが生産が間に合わないなどの場合は土曜もしくは日曜に休日出勤することもあります。

どんなに忙しくても土日両方出勤というのは無いです。休みなしになってしまいますからね・・・。 

3組3交替を経験して感じたこと

・8時間勤務なので無理なく働ける

世の中の一般的な勤務時間である8時間はワークライフバランスを保つのに無理のないラインだと思いました。1日24時間の3分の1を仕事で費やし、8時間睡眠だとして、通勤片道1時間でも残り6時間を自由に日々使えるわけですからね。

 

・夜勤もあり夜勤手当がおいしい

夜勤手当とは労働基準法で定めらた手当で、22時~翌5時までの間で働いた場合、通常の賃金の25%増しになります。つまり、上の勤務カレンダーでいう朝以外の勤務で夜勤手当を貰えるんです。

夕勤なら22時から24時までの2時間分、夜勤なら24時から5時までの5時間分ボーナスタイムなわけです。私の場合、毎月夜勤手当は1万強でてました。

 

・次の組に引き継いで帰れるので残業が少ない

基本的には次の組が必ず来るので引き継いだらすぐかえれます。残業代で稼ぎたい人にとってはマイナス点かもしれませんが、夜勤の時なんかは眠たくて早く帰りたいので残業が少ないのはありがたいです。

 

・昼間しか行けない銀行や役場にも行きやすい

夕勤前や夜勤あとの時間を使って昼間しか行けないところに行けるのはとてもよかったです。

 

・土日はしっかり休めるが夜勤明けの土曜は損した気分になる

土日休めるため家族や友達と予定を立てやすいと思いました。しかし、夜勤明けの土曜は寝て潰れることが多いです(笑)

私的に3組3交替はほどよい勤務時間で夜勤手当も有り、残業も少なく、平日昼間に作業が出来て土日にしっかり休める、とてもバランスの取れた勤務だと感じました。

4組3交替のスケジュール

勤務時間は3組3交替とほぼ同じです
・朝 8:00~ 16:00
・夕  16:00~24:00
・夜  24:00~ 8:00
(会社によっては時間が前後します。)

 

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 こちらもA組の場合ですと朝を5日間、休みが1日有り、、夜勤が5日間、休みが2日有り、夕勤5日間といったサイクルです。

3組3交替と大きく違うところは平日休みがあること(勤務は少しずつズレていくため土日休みなる場合もある)

朝から夜勤への勤務切り替え時には休みが1日だけなこともポイントです。

連操とも呼ばれ(連続操業)の略で、朝・夕・夜の3組と休み1組が入れ替わりに続くことで土日も機械を停めません。最大効率で生産したい場合に4組3交替が使われます。

もし、それでも生産が間に合わない場合は挽回するために長期連休が削られるなんてこともあります・・・。

また、3組3交替より1組多いので、それだけ人員も必要になります。人件費はあまり掛けたくないのかは分かりませんが3組から4組へ移行する場合に人員はそのままでなんてことも稀にあります。1組分の人員を各組から抜かれるので当然忙しくなります。

 4組3交替を経験して感じたこと

・8時間勤務なので無理なく働ける

・夜勤もあり夜勤手当がおいしい

・次の組に引き継いで帰れるので残業が少ない

・昼間しか行けない銀行や役場にも行きやすい

・夜勤明けの休みは損した気分になる

 

だいたいが上記のように3組3交替と同じようなことを感じました。

それ以外としては

 

・休みが少ない 

朝から夜勤への切り替え時は休みが1日しかありません。夜勤で昼間は自由なので2日休みのようなものだと思い込むようにしてますが、やはり休みが少ないです。

 

・連操手当がおいしい

夜勤手当とは別に連操手当がでる所があります。

※これについては義務なのかどうなのか調べてもわかりませんでした。

どのように手当計算するかは会社によりますが、私の場合は夜勤手当とは別に毎月1万5千円でていました。

 

・土日のイベントにでられない

世の中休みである土日には色々なイベントがありますよね、しかし仕事があるの参加できません。勤務の前や後というわけにもいかない事が多いので、どうしても参加するなら有給を使うことになるでしょう。有給が取れるかはまた別問題ですが・・・。

 

総合的にみて4組3交替はきつかったです。給料は目に見えて良くなりますが、土日仕事、休みがすくないというのは心と体の負担も大きいものです。

疲れのせいか休みでも体が休みきらないこともありました。疲れてストレスから食費が増えた(だからお金が貯まらない)・疲れてお金を使いに外出する気にもならない(だからお金は貯まる)・・・とお金に関しても二分する意見があります。

合う合わないが分かれる勤務だと感じました。 

まとめ

私個人的な感想ですが

3組3交替は

仕事時間・給料・休みのバランスが良いと感じました。

 

4組3交替は

給料はいいが疲れると感じました。

これから働くあなたの参考に少しでもなればうれしいです。

ちなみに今は連操の合間にこれを書いてます(笑)

 

今日の一言

「給料を取るか、働きやすさを取るか、それが問題だ」