【工場勤務】ライン工にこんな人は向いてない6つのポイント
ライン工を続けて約10年のsatoと申します。これからライン工をしたいって人は、自分は向いてるのかな?と一度は考えると思います。働く前に適正を知るのは失敗しないために大切なことですよね。
今回はそんなライン工に向いてない人はこんな人という内容を約10年の経験をもとに話していこうと思います。
まず結論から言いますと、こんな人は向いていません。
・単純作業が嫌い
・全く話さない
・とことん物覚えが悪い
・不健康
・こだわりが強い
・ルールを守れない
「単純作業が嫌い、全く話さない、とことん物覚えが悪い、不健康」については以前の記事で【ライン工に向いてるポイント】で紹介した逆のことですので不要なら向いてないポイント⑤まで読み飛ばして下さいね。
そんなわけで順番でお話していきます。
【目次】
向いてないポイント①
単純作業が嫌い
ライン工の作業の多くは単純作業です。ラインと呼ばれる工程毎に分かれた装置を流れる製品を組立・加工するのですが、作業数は多いもののその一つ一つはとてもシンプルです。作業を覚えるまでは大変ですが覚えてしまえば単純作業の繰り返しとなります。
この単純作業が嫌いならば向いてないといえます。単純ゆえに飽きやすく、そんな作業を8時間も続けるとなると苦痛ですからね。
もし単純作業が嫌いだけどライン工がしたいならば工夫が必要です。それについては別記事を参考にしてください。↓
向いてないポイント②
全く話さない
ライン工は話さなくて済むからコミュ障にお勧めの仕事とたまに聞きますが、実際はそんな事ありません。営業や接客と比べたら確かに話す機会は少ないというだけで、ライン工でもコミュニケーションは必要です。
仕事中は個々での作業にもなりますが、製品を作る過程では多くの人が関わります。
例えば1つの生産ラインを3人のメンバーで担当するとします、製品の流れる上流に1人、中間に1人(あなた)、下流に1人の配置だとして、あなたのもとに製品が流れてこなかったら上流の人と話す必要があります。当然、下流の人からもなぜ流れてこないか催促されるので話をします。
あなたの担当する中間で問題が起きれば、上流下流のメンバー以外にも職場の班長とも話さなければなりません。全く話さないでいられることは少ないと思ったほうがいいでしょう。
何も上手に話せなくてもいいのです、基本的な「報告・連絡・相談」さえできれば問題ありません。もし、それもできない場合は話すことが意外と多いライン工は辛い環境になるかもしれないので向いていないもしれないですね。
向いてないポイント③
とことん物覚えが悪い
ポイント①でもお話した通り作業は単純ですが覚えるべきことは多いです。すぐに忘れてしまう、覚えられない人は向いていません。
しかし物覚えが悪いならメモを取るなり対策は簡単なので、これだけでライン工を諦める必要はありません。
向いてないポイント④
不健康
ライン工の場合、交替勤務になることが多いです。
この交替勤務は3交替の場合だと週替わりで朝(8時から16時)・昼(16~0時)・晩(0時~8時)のように不規則な生活になります。
不規則な生活は慣れるまでとても大変で睡眠不足にもなりやすいです。睡眠不足や寝れないことでのストレスは他の病気へも繋がりかねません。
元々健康な人でも交替勤務を始めてから体調が良くないという人もいるので、不健康な人は更に悪化する恐れがあります。このことから不健康な人は向いていないといえます。
それでも、どうしてもライン工がしたい場合はまず働いてみて(交替勤務も)、問題なければ続ける、問題があるようなら無理せず上司に相談して昼間のみの勤務にならないか相談してみるのもいいかもしれません。
健康第一ですからね、せっかく働いても体を壊してからでは遅いので無理しないことが大切です。
向いてないポイント⑤
こだわりが強い
ライン作業というのは次から次へと製品が流れてきます。「最高のものを作りたい、自分の満足する仕上がりになるまでやりたい」というこだわりが強い人は向いていません。
もちろん、早く・質の高い仕事ができるならばそれにこしたことはありませんが、すぐに出来るわけではありません。
ライン作業では一定以上の質はもちろん必要ですが数も求められるため、自分のこだわりの為にラインを停滞させて数を落とすことは避けたいところです。
例えば何かを切断する作業があるとします。切断幅の規格が5~10ならOKだとして、もし9の幅に切断した場合ものとしては規格内なので問題ないのですが、こだわりからど真ん中の7.5を目指したいので何度もやり直す・・・これはアウトです。
アウトと言ってもクビになることではありませんが、考え方はライン工に合ってないです。
規格内ならOKと考え方を切り替え、経験を積んでいくことでこだわりと作業に求められるもののバランスがとれるようになっていきます。
向いてないポイント⑥
ルールを守れない
ライン工の作業はもちろんのこと仕事にはルールがあります。ルールは破るものと考えルールを守れない人は向いていません。
ライン工の作業でも一つ一つに決められた手順があり、手順通りだと面倒・別の方法ならもっと早くできるという理由で自分勝手に作業すると思わぬ事故になりかねません。
決められた作業手順(作業手順書)は効率よく正確で安全に作業できるように決められるもので、その中でも安全を優先して作られてるはずです。(作業手順書が無いところもあるかもしれませんが・・・)
その手順には意味があることを理解し、その上で改善の余地があるのなら勝手に行わず上司に相談してからにしましょう。
まとめ
ライン工に向いてないポイントは次の6つ
・単純作業が嫌い
・全く話さない
・とことん物覚えが悪い
・不健康
・こだわりが強い
・ルールを守れない
向かないポイントにあてはまっても対策をすればライン工とし十分やっていけます。その方法が次の通りです。
・単純作業が嫌い⇒単純作業の中で楽しみを見つけるといった工夫をする。
・全く話さない⇒ほんとに全く話さないのはダメ、最低限の「報告・連絡・相談」だけ頑張ってみよう。
・とことん物覚えが悪い⇒しっかりメモを取る。
・不健康⇒生活習慣を見直す。不調を感じたら無理をせず上司に勤務変更の相談をしてみる。
・こだわりが強い⇒経験を積んでからこだわる。
・ルールを守れない⇒ルールを守れないのは今の方法に不満がある証拠。ルールがある意味を理解しそのうえで変えたいルールは上司に相談する。
いかがでしたでしょうか、いづれもライン工としてのみならず社会人として基本的なことしか言ってない気もします。底辺職と言われるライン工ですらこのあたりのポイントは押さえておきたいところですね。
今日の一言
「現状に満足したら退屈になる」
こだわりを初めからもって作業をすると他の要素が追い付かないため向いてないと紹介しました。しかし、長く経験をしているとこだわりがあったほうが長続きしたりもします。ルールでもそうです、決められた事はもちろん大事です。しかし、そのルールは今に合っているか?と考えることは必要です。
何も考えず仕事をしていると楽だと思いますか?私の場合は退屈になり苦痛になります。現状が完璧だと思わず仕事をしていると退屈しのぎにいいですよ(笑)